今日のご褒美

鴨川ホルモーです。森見氏と同じく京都市内が舞台なので、木屋町にある阪急河原町駅の出口といわれて、状況が目に浮かぶのが良いです。でも、中身はずいぶん違っていて、男汁をふんだんにほとばしらせ、筆致の粘度の高い森見氏と異なり、比較的爽やかな青春ファンタジーです。ただ、その荒唐無稽ぶりは半端ではありません。どちらがいいかって、そんなの選べません。吉田の諸葛孔明、吉田の呂布って。

鴨川ホルモー (角川文庫)

鴨川ホルモー (角川文庫)