なにもしない
今週は珍しくこれといったお出かけはしなかった。暑さにまいり気味である。日曜日午後に立花までお蕎麦を食べに行ったくらいだ。細いながらも腰があっておいしいお蕎麦だったが、実はいまいち蕎麦の善し悪しがよくわからない。腰があってのどごしがよいということはわかるのだが、蕎麦そのものの味に感動を覚えたりすることがないのだ。もっと食べ比べる必要があるのだろうか。
今週読んだ漫画は一冊だけ。だけど、中身の濃い作品だった。
- 作者: 山下和美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/06/19
- メディア: コミック
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小説は三作品。まずは、ハインラインの名作「異星の客」。SFというよりも、文化、宗教論に近いものがある。火星人というニュートラルな立場からヒトの営みに切り込んだ作品である。文庫本とは思えない値段だが、文字が小さく内容も充実している。
- 作者: R.A.ハインライン,井上一夫
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1969/02/24
- メディア: 文庫
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難しいSFの後は、こういうエンターテインメントに徹した作品でリフレッシュ。現場に残された遺品を科学捜査により分析し、犯人の行動、犯人像、犯人そのものを絞り込んでいく。
- 作者: ジェフリーディーヴァー,Jeffery Deaver,池田真紀子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/05/09
- メディア: 文庫
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- 作者: ジェフリーディーヴァー,Jeffery Deaver,池田真紀子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/05/09
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最後は七瀬シリーズの幕開けとなる「家族八景」。ヒトの心が読めるテレパス七瀬が女中として各家庭をめぐり歩く。どの家庭も問題を抱えていて、住人達の負の感情が徹底的に描かれる。住人の感情が、漫画の吹き出しのようにモノローグとして描かれているのが面白い。超能力ものではあるが、中身はブラックユーモアである。
- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1975/03/03
- メディア: 文庫
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